みち草ぼうぼう♪

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一年で一番気持ちのいい風の吹く季節♪Liveのお知らせです

さてさて、新学期、4月も終わろうとしています。
窓を開ければ爽やかな風が入ってくる、一年で一番気持ちのいい季節になりました。

5月のliveのお知らせです。

会場は、お世話になってます、Dress Akiba Hall さんです。

ゴールデンウィークも明けて、この頃にはきっと桜前線も北海道に上陸していることでしょう。
一方、沖縄方面はそろそろ梅雨入りかな?!
日本って、狭いようで広いですね。
そういう季節を感じられる国に産まれた幸せを感じます。

私も季節を感じられるメニューをご用意してお待ちしております。

もしよろしかったら、いらしてください!


-------

多歌子(vocal, piano, percussion) solo live
       @ ドレスコーディネート vol.57


2012年5月10日(木) 19:00 start (18:30 open)
※出演 takashi/maruko/多歌子
※私の出演予定時間は20:20-20:55です

charge:
前売 1,500yen(+ 1drink order 500yen)
当日 1,800yen(+ 1drink order 500yen)
  
場所:DRESS AKIBA HALL
    TEL 03-3255-1790
    JR秋葉原駅昭和通り改札口より徒歩20秒
    詳しいご案内と地図はこちら
    
お問い合わせ、ご予約などは、本サイトのフレームにあるメールフォームから
どうぞよろしくお願いいたします


<イベント詳細スケジュール>
19:00〜19:35 takashi
19:40〜20:15 maruko
20:20〜20:55 多歌子

Digest of Trinidad & Tobago(その4:トリニダード&トバゴのお話、追記)

Digest of Trinidad & Tobago
トリニダード&トバゴの旅のお話。
その1:「スティールパン」のお話
その2:「カーニバル」のお話
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話

読み返すと、特に「その3」の日常のお話なんか、
なんだかネガティブなことばかり書いてしまったような気がしてきました。
もしも、読んでご気分を害されるようなことがありましたら、すみません。
いつでも改善させていただきます。

楽しい嬉しい素敵な感激するお話は、もちろん書ききれないほどいっぱいあったんです。
でも、ヘタな長文をこれ以上書き連ねるよりも多分、
それぞれのページからリンクで飛べる「写真」をご覧いただけたら、
私がどれだけ素敵な時間をすごしてきたか、
少しは伝わるかな。。。
それを祈ります。

トリニダード&トバゴ、
私にとって大好きにな場所になりました。
ありがとうございます。

Digest of Trinidad & Tobago(その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話)

Trinidad & Tobagoの旅から帰ってきて1ヶ月半。
一気にまとめてレポート、最後はカリブ海に浮かぶ島国、トリニダード&トバゴの日常のお話です。

このほかに、
その1:「スティールパン」のお話
その2:「カーニバル」のお話
も、別枠で書きました。
よかったらそちらも。。。



Digest of Trinidad & Tobago
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話
※写真はこちらこちら


トリニダード&トバゴという国の名前を耳にして、
即座にどの辺にあるのかイメージできる人は、
日本では少数派でしょう。

カリブ海の南端、南米大陸のベネズエラの沖合にある、
トリニダード島とトバゴ島、ふたつの島から成る国です。
とにかく日本からだと遠い。
私自身、スティールパン以外に何があるのか知りませんでした。
かろうじてネットで見たら、どうやらカーニバルも有名らしいし、
それにダイビングのメッカでもあるのね、ふむふむ、、、ってその程度。
実際に行ってみたら、結果的にはやっぱり、
スティールパンとカーニバルがメインのみどころになりました。
国民楽器のスティールパンと、国民的行事のカーニバル。
でも、あたりまえのことですが、スティールパンなんか興味ないトリニダード人もいるし、
カーニバルだからと言ってその時期に休暇なんかとってられないお仕事の人達や、
人混みはごめんだからって家でテレビ見ている人達もいます。

日本人がみんな柔道や空手をやるわけではないのと一緒。

だからトリニダード&トバゴの旅についての最後は、
スティールパンもカーニバルも離れたところのお話をしたいと思います。



この国を旅していて発見したこと、途中何度も思ったことがありました。
それは、自分がまるで日本の国を旅しているような感覚でいられること。

まず、物価が近い。
ほとんど同じ。
モノによっては日本の方が安かったり。

そのせいかどうかはわかりませんが、向こうの人と話をしていて、
いろんな意味で日本人と話しているのと変わらない感覚でいることがよくありました。
相手の気持ちを考えたりする時、
日本人的な価値観で判断して、そうそう的外れなことにはならない。
礼儀とかモラルとか心遣いとか思いやりとか心意気とか、、、
そういう部分の感覚が日本人ととても近いような気がしたのです。
だから私自身、あまり自分の中の「日本人」を意識することが、
これまでに訪ねた他の国を旅する時と比べて、少なかったような気がするのです。

もちろん生活習慣の違いとかはあります。
例えば、私がお世話になっていたお宅は、
家族で食卓を囲む習慣がありませんでした。

家の食事は、お母さんが作ってキッチンにおいてあるご飯を、
家族はみんなそれぞれ好きな時に勝手に食べるんです。
だからタイミングを逃せば、なくなることもあるし、その時は自分でつくる。
だいたい、一日の食事の中ではランチが一番メイン。
特に日曜日のランチには、ご馳走をつくる習慣もあります。
それでも、家族みんなで一緒に食べるご飯タイムはない。
お母さんが「ご飯ですよ〜!」って家族にアナウンスすることはないんですね。
だからと言って、家族の仲が悪いわけではない。
ただ単に、家族で食卓を囲むという習慣がないだけなんですよね。

ちょうど私が現地に着いた翌日、そこのお母さんのお誕生日だったんです。
その日の夜は、ご飯も特別メニューを準備。
たくさんのお友達や親戚が、お祝いに訪ねて来ました。
食卓は囲みません。
みんな適当にやって来て、お母さんにおめでとうを言って、
あとはキッチンに準備されたご馳走を適当にとってその辺に腰掛けて食べて、
好きなだけおしゃべりして、いつのまにか適当に、、、帰っていった。。。

食卓には、キティーちゃんのお誕生日ケーキがどどーんと鎮座。
でも、それに手をつける気配も一向になく、、、
ひそかに私は、HappyBirthdayでも歌いながらケーキがカットされて、
みんなに振る舞われる場面を心待ちにしていたんですけどね。
ここのお母さん、家族の中で一番尊敬される存在なのに。。。
お誕生日のケーキですら、「あるから食べたきゃどうぞご自由に」ってことなんでしょう。
ちなみに真夜中に見たら、端っこがちょこっと切りとられていました。

到着して翌日のこの出来事は、ちょっとしたカルチャーショックではありました。
でも、本当にこの程度のこと。
日本の家庭だって、家族で食卓囲まないのは別に珍しいことではないし。

とにかくほとんどの状況では、私は日本にいるのと同じ感覚で滞在していました。
肌の色、しゃべっている言葉、、、違うのはそれくらいのもん。

もちろん、肌の色が違うということは例えば人混みの中でも目立つからそれだけ犯罪に会いやすいとか、
そういう意識は、常に持っていましたけれど。

そうそう、トリニダード島の治安は悪いです。
都市部では拳銃による犯罪が頻発しています。
危険すぎて地元の人でも近寄りたがらないエリアもあります。
私自身は、とても恵まれたご縁もあって、
一度も危いシチュエーションに立つことはありませんでしたが。
それは、みんなに守っていただいてたから。
本当に感謝。

その点、トバゴ島は、トリニダード島に比べて圧倒的に安全な雰囲気の空気が漂っていました。

トリニダード島とトバゴ島、ふたつの島は、
街の規模と南の島というイメージから、
私の中では、
トリニダード島が沖縄本島、
トバゴ島が石垣島、
っていう感じでした。

私は、カーニバルが終わった後、トリニダード島からトバゴ島へ移動しました。
時間がなかったので、一番有名でわかりやすい「名所」を観光。
カリブ海の海へグラスボトムボートで乗り出して、
珊瑚礁の海でシュノーケリングたり、海の真ん中の浅瀬で泳いだり。

カリブ海って、昔は本当に海賊がいた海なんですよね。
なんとなく、日本人からするとその言葉の響きだけで盛り上がる!って思うのは私だけでしょうか。
ビーチのお土産屋さんでは、サメの歯のペンダントが売ってたり、、、
「カリブ海のサメの歯!」
やっぱり盛り上がる。。。

ちなみにむこうでは、サメを食べます。
普通に白身魚のフライです。
だから、サメの歯もフライになった魚のアラからとったのかも。。。
私が嬉々として手に取ったサメの歯のペンダントも、
きっと、現地の人から見れば、私達にとっての日本海のウニのトゲのペンダント、みたいなもんなんでしょう。

そしてこのカリブの海でも、日本と重なるものを見つけました。
それは、珊瑚の死滅。

私が行ったリーフの珊瑚は、ほとんど全部死んでいるように見えました。
ボートの底のガラス越しに広がった海の底の世界。
ボロボロの白灰色になって、緑色の藻が付着した珊瑚の亡骸の間を、
青や黄色やピンクのカラフルなお魚たちが泳ぎ回っているんです。
言葉が出ませんでした。
もちろん、島の他のポイントには、きれいな所もあるはず。
まさに沖縄の海と同じ。
背景も、状況も、、、

心が痛かった。

どこへ行っても、みんな同じ。
光も闇もみんな同じ。
距離は遠いけど、話は決して遠くない。
大切なもの、守りたいもの、人の心、、、
みんな根っこは同じ。
あらためて、そう思った。
そんな旅でした。

また、ひとつ、帰りたい場所がふえてしまいました。


最後になりましたが、
今回の旅は、本当にあたたかいご縁がなければ、
とても私ひとりでは経験することができないことがいっぱいありました。
特にMちゃん、R家とその周りの方々のお心遣いには、感謝で言葉もありません。
ここには書ききれないこともいっぱいです。
出会うことができた私は本当に幸せ者です。
どうもありがとうございました。




トリニダード&トバゴの旅のお話は、ひとまずこれでおしまいです。
そうは言ってもわずか2週間の旅です。
ごくごく一部のことしか見てませんし、ほとんど何も知りません。
だから、間違ったことを書いていたら、ごめんなさい。
私自身、これまでに自分の旅のことをあんまり書くことはなかったのですが、
今回はちょっとシェアしてみようかと思ったデキゴコロ。
もちろん書ききれないこと、いっぱいあります。
それは、またいつか。。。
もしかしたら他の形で。。。

写真は、こちらにupしました。
Daily scenery in TT カリブ海に浮かぶ島国の日常

Daily people in TT カリブ海に浮かぶ島国で出会ったひとたち
並びは時系列順です。
あ、都市の写真は撮ってません。カメラ持ってなかた。。。
あと、トバゴ島のヤシの木に似せた電柱は必見!
これぞ景観への配慮!

これ以外の現地の写真は、テーマごとにそれぞれ、
その1:「スティールパン」のお話
その2:「カーニバル」のお話
から飛べるようにリンクはってありますので、よかったらそちらものぞいてみてくださいね。


ようやく、ひとまとめができました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


-----
「おしまい」と言いつつ、ちょっとだけ追記、書きました。
書いた後で気になったことですので、さらっと。。。



Digest of Trinidad & Tobago(その2:「カーニバル」のお話)

Trinidad & Tobagoの旅から帰ってきて1ヶ月半。
一気にまとめてレポート、次はカーニバルのお話です。

このほかに、
その1:「スティールパン」のお話
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話
も、別枠で書きました。
よかったらそちらも。。。



Digest of Trinidad & Tobago
その2:「カーニバル」のお話
※写真はこちらこちら


トリニダードのカーニバル。
この期間は、学校や一部の企業もカーニバル休暇でお休みになるほどの国民的行事です。
イベント目白押しの中、スティールパンのコンテストも終わって、
シーズンは最後の2日間に渡って開催されるパレードで締めくくられます。
私はブラジルもイタリアも行ったことないので聞いただけの話ですが、
リオやヴェネツィアのカーニバルは鑑賞型なのに対して、トリニダードのカーニバルは参加型。
チームに参加費を払って、一般の人が衣装を着て誰でもパレードに参加できるんです。

このシステム、私は自分のそれまでの旅の記憶と重ねて、
まるで日本の青森の「ねぶた」みたいだ!って思ってしまいました。
ねぶたの浴衣が、トリニダードでは羽ハネの衣装になって、
ねぶたのジャンプ系のダンスが、トリニダードでは腰くねくね系のダンスになって、って感じ。

ねぶた祭りに参加したことある方なら、覚えがあると思うのですが、
ねぶたでは、浴衣の基本セットに、オプションで鈴をたくさんくっつけたり、花傘をかぶったり、
みんなそれぞれお小遣いの予算にあわせて、工夫して着飾りますよね。

トリニダードでも全く同じ!
私は、たまたまカーニバルの前日に街のショッピングモールに行ったんですが、
アクセサリーや化粧品を売るお店は、カーニバルの衣装に凝る女の子達で大変なことになってました。
みんな、羽飾りやスパンコール、ラメの付けまつげ、髪の毛のエクステンションやウィッグ、タトゥーシールなどなど、
おしゃれグッズの買い出し買い出し!
既製品の凝った飾りはそれなりのお値段がするので、
手先の器用なコ達は手づくりで華やかに着飾る工夫をして頑張ります。
そういうコ達とは、女子同士、おしゃれの会話をすればたちまち仲良しに。
かわいいもの、きれいなもの、、、女子の好きなものは何処も同じ。。。

そしていよいよ2日間に渡ってあるカーニバルの1日目。
この日は、翌2日目にむけての予行演習みたいな感じでした。
衣装もラフで、本格的な羽ハネではなく、チームごとにおそろいのTシャツを着てたりするのですが、
このTシャツも、ただそのまんま着ている人はほとんどいなくって、
切って結んだり、細かく裂いて編んだり、と、ものすごく凝っています。
さらにはグルーガンを使って、ラインストーンやスパンコールをはりつけたり、、、
ある意味、羽ハネの衣装よりも、手はかかってるかも。
そして、ダンスが強烈にsexy。
あの腰の動きは、相当練習しないと。。。って、ちょっとマネしてみて思いました(マネしたんかい。。。)。
話に聞くところによると、トリニダード人は、そのダンスが踊れないと一人前と認めてもらえないとか。
上手なコは圧倒的にかっこよくて、やっぱり目を引きました。

2日目は、みんなフルコスチュームでばっちり。
衣装も、凝ったものだと、ん十万円!(これは、ねぶたにはない世界かな)
みんなこの日のためにお金をためて参加します。
チームごとにテーマの衣装があって、羽ハネもゴージャス。
同じチーム内でもよくよく見るとひとりひとり微妙に衣装のアレンジが違ってたり、
女子目線で見ていても楽しい。
(男子目線は当然楽しいでしょうとも。ねー)
一般参加型なので、きれいなおねえさんがsexyな羽ハネ衣装そのまんまの格好でバスに乗ってきたりするから、
それもちょっとびっくりさせられて、楽しかったです。
ねぶたでも、浴衣でバイクに乗って会場に乗り込んだりしてるから、それも似たようなもんですね。
疲れたら、そのへんにクダ巻いてグダグダしてるのも同じ。

衣装も羽ハネばかりではなく、ネイティブアメリカン風やチャイニーズ風、アラビアンナイト風、などなどいろいろ。
ディズニーランドと宝塚と小林幸子を足して3で割ったような感じ。
音楽は、巨大スピーカーから爆音で流れるソカの合間に、スティールパンの山車も。
日本の太鼓と笛のお囃子の山車みたいだと思いました。

私が一緒に歩いたチームは羽ハネではなく、セーラーマン風の真っ白な衣装。
ギラギラギトギトではなく、こういう爽やかないでたちのチームもあるんですね。
でも、そのチームは、ベビーパウダーをぶっかけ合うというパフォーマンス付きだたので、
私も頭から白い粉をあびせられて、実際には決して爽やかではなかったんですけど。。。

カーニバルから3日後、私が帰国する時に乗ったマイアミ行きの飛行機には、
極彩色の羽ハネのヘッドピースを機内に持ち込む女性が何人もいました。
空港でも、ヘッドピースの機内持ち込みの注意事項についてオフィシャルなアナウンスがあったり。
きっと、これが普通の光景。
アメリカからだと近いから、毎年のように恒例で通って参加する人達もいるんでしょうね。
あ、それもねぶたと一緒か。。。




写真は、こちらにupしました。
Scenery of the Carnival カーニバルの情景

People at the Carnival カーニバルで出会ったひとたち
並びは時系列順です。

これ以外の現地の写真は、テーマごとにそれぞれ、
その1:「スティールパン」のお話
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話
から飛べるようにリンクはってありますので、よかったらそちらものぞいてみてくださいね。

Digest of Trinidad & Tobago(その1:「スティールパン」のお話)

Trinidad & Tobagoの旅から帰ってきて1ヶ月半。
ようやくですが、一気にまとめてレポートします。

おおざっぱにテーマごと。
まずは、スティールパンのお話から。

このほかに、
その2:「カーニバル」のお話
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話
も、別枠で書きました。
よかったらそちらも。。。



Digest of Trinidad & Tobago
その1:「スティールパン」のお話
※写真はこちら


今年の2月、カリブ海の南端に浮かぶ島国、Trinidad & Tobagoに行ってきました。
今回の旅、一番の目的は、何よりもスティールパンの音を聴くことでした。

パン(現地ではスティールパンのことをそう呼んでいます)。
ドラム缶を叩いて成形して音階が出せるようにした楽器。
トリニダード&トバゴの国民楽器で、学校の授業にもとり入れられてるそうです。
その産まれた背景にはとても重くて深い歴史があって、私にとって、以前からとても気になる存在でした。
それは昔、アフリカから奴隷として新大陸に連れてこられた人達の歴史。
ここでそれに触れていると長くなってしまうので、詳しい説明は例えばこちらを。


とにかくほとんど何の予備知識もないまま、ただシンプルに「行ってみよう」と思ったTrinidad & Tobago。
ご縁にまかせて、日程を決めてから後でわかったのは、その時期、ちょうどカーニバルと重なるということ。
そしてそのカーニバルの時期こそが、トリニダードでもパンを聴くのに一番いいということでした。
おー。
なんてラッキー。
ってか、何も知らなさすぎだったんですが。。。
以下は、実際に行ってみてからわかったことがほとんど。
結果的に、私は最高に恵まれていたのでした。



カーニバルはキリスト教のお祭りのひとつ。
ブラジルのリオや、イタリアのヴェネツィアが有名ですが、日程はカトリックの暦に従っているので、トリニダードのカーニバルも同じ時期に開催されます。

トリニダードでは、華やかでセクシーな衣装を着て踊りながら練り歩く、
2日間に渡るメインのパレード(カーニバル)の他にも、
ソカ(トリニダードのダンスミュージック)の王者を決めるコンテストや、
小林幸子もびっくりの衣装コンテストなどなど、
その時期は毎日のようにイベント目白押し。

パンのフルバンドの全国大会決勝戦、「パノラマ・ファイナル」も、ここで開催されます。
だからこの時期、世界中にちらばっていたスティールパン奏者がトリニダードに結集。
逆に時期をはずせば、巧い人達はみんな国外へ稼ぎに出てしまう。
ワールドカップの時だけ母国に帰るサッカー選手みたいなもん。
これが、この時期この場所で最高の演奏が聴ける所以なのでした。

ちなみにトリニダード国内では、パンのプレイヤーが専業で生計をたてるのはとても難しくて、
ほとんどみんな昼間はサラリーマだったりの兼業プレイヤーみたいです。
そんなわけで、チームの練習は夜から(日中はみなそれぞれ仕事してますから)深夜は1時2時になることも。
そして練習場は、なんと屋外。
音は生音の爆音(一番大きいラージバンドになると100人規模だし。初めて聴いた時はマジで何か爆発したかと思った)なんですけどね。
しかも、まわりは住宅街だったりすることもあるけど、、、いいのかしら、、、って心配する私は日本人。
後日、ご近所の住人(パン奏者ではない)にうるさくないのか訪ねたら、
「寝てるから平気よ。私はね」とか、言ってましたっけ。
ま、昔からあるものだし、我慢できない人は元からそんな立地に住んでないんでしょう。

パンのチームは、パンの製作もやってることが多いので、
練習場の傍らには、材料であるドラム缶が山積みになってたりもします。
私が、それまでに日本で見たことのあったパンは、高い音のするテナー・パンのみで、
形も色もスマートで、それがドラム缶からつくられるというのがいまいちピンとこなかったのですが、
トリニダードへ来て初めて、サイズはドラム缶そのもののベース・パンを目にしたら、
うぉー!本当にドラム缶だー!と、興奮してしまいました。

他にも面白かったのは、トリニダードの人達にとってのパンのチームって、
まるで日本でいうところのプロ野球やサッカーのチームみたいで、
各チームごとにそれぞれサポーターがついていること。
コンテスト本番では、声援だけでなく、ステージのセッティングとか、
とにかく人手がいる場面では、サポーターも楽器を運んだり、飾り付けを手伝ったりします。
私も、ご縁のあったチームと一緒にいたので、少しだけですがお手伝いの仲間に入れていただきました。
強いチーム同士だと、日本のプロ野球の巨人と阪神みたいに、なんとなく敵対関係にあるチームも存在するからおもしろい。
サポーターも、なんとなく派閥があったり、、、
私も、むこうでいろいろ見たり聴いたりしていたら、自ずと贔屓のチームとかできちゃいました。

コンテストで演奏される曲は、定番のものが多いようです。
それだけに、アレンジ次第で演奏の印象も良くも悪くもなるので、
アレンジャーはチームの勝敗の鍵を握ることになります。
実際、アレンジャーの移籍によって、チームが強くなったり弱くなったりということも。
これも、日本の野球やサッカーの監督の問題みたいでした。

また、パンのチューニングはとても高い技術が必要で、
そのプロフェッショナルであるチューナーもとても尊敬される存在。
コンテストのステージではアレンジャーに次いで名前をアナウンスされます。

本番当日は、朝からチューナーがチームの楽器をチューニング。
さらに低音系の大型の楽器は側面もペイントしてドレスアップ。
それらをいくつもの可動式カートに備え付け、カートごとトラックに積み込んで会場へ。
リハーサルは、本番ステージのあるスタジアム周りの広場で各チームやってるので、
観客は見放題聴き放題。
テレビでも放映される、一大イベントです。

とにかくパンの音に、
頭のてっぺんから爪先までどっぷり浸かってきました。
フルバンドのパンの音色って、時々、人間の声の合唱に聴こえるんです。
それに気づいた時は、びっくりとともに感動。
特にロングトーンの時。
ちょうど音色的には女声のアルトぐらいの感じ。
それだけ倍音がすごいんでしょう。

そしてあれだけ細かくて速いフレーズを、
あれだけ多人数(先にも書いたけどラージバンドになると100人規模)のユニゾンでぴたっと合わせるテク、半端じゃない。
それだけのプレイヤーを、頭数そろえるだけでも大変なこと。
だから、トリニダード以外で、この音色を生で聴くことはたぶんとても難しい、ほとんど奇跡なんだと思いました。

コンテストが終わった翌日は、みんなのんびり。
しばらく練習しないんだろうな。。。

また来年。
See you next carnival !
そう言って、海を越えて集まっていたプレイヤー達は、
コンテスト終了後、お互いの別れを惜しんでいました。




写真はこちらにupしました。
Steelpan Pan Pan! スティールパン
並びは時系列です。

これ以外の現地の写真は、テーマごとにそれぞれ、
その2:「カーニバル」のお話
その3:「カリブ海に浮かぶ島国」のお話
から飛べるようにリンクはってありますので、よかったらそちらものぞいてみてくださいね。

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月齢

プロフィール

多歌子

Author:多歌子
(takako)
無国籍雑食民族系うたうたい。うたつくり。
バックパックを背に、地球の上をほっつき歩き回り、インド、チベット、アフリカ、中南米、日本(奄美、沖縄、北海道etc.)等で、歌声や楽器という共通の言葉を通して、各地の人達と、交流を重ねる。
Popでエスニックな地球の音世界を追いかけ、民族楽器やダンス等との即興コラボレーションも行う。
一番好きな楽器は人間の声。
お絵描き&ビター・チョコレート大好き♪

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